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書籍「街と山のあいだ」

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著:若菜晃子

<人生に、山があってよかった。>
登山の専門出版社を経て、編集者・文筆家として活躍する著者による初の随筆集。山にまつわる記憶や体得してきた思想を、情緒豊かにまっすぐに綴ります。四季にわたる山行記やよく登る山、道具の話など、細やかなエピソードに彩られた59篇。山が好きな人も山に憧れる人も、自然を近しく感じられる一冊です。

<編集者のおすすめポイント>

静けさの中に芯の通った強さがある文章で、山の魅力をあますところなく綴った随筆集です。「人生に、山があってよかった。」と言い切る著者。山ではどんな景色が見えるのか、何度も登りたくなる理由は何なのか。憧ればかりが募り、まだ本格的な登山に踏み出せていない私自身も、若菜さんの文章の力で、山の魅力に共感することができました。山を愛する人は、「ここ」とは別の世界を持っていて、いつでも山の風景を近くに感じ、それが「いま」「ここ」にある心を休めてくれるのだろう、と。ページをめくるのがもったいないような、本を読む喜びをぜひ、この本で感じてください。巻末には、本文に出てくる山名一覧(国内)付き。


目次


はじめに 

美しい一日/前剣/奥穂と校了/山でこわかった話/地図を作る/山座同定/山での会話/大町のなすび

山頂にて 
 徳本峠/弓折岳/下ノ廊下/楽古岳/七時雨山/月山/甲斐駒ヶ岳/宝永山/苗場山/袴腰山/比婆山/青螺山/甑岳/与那覇岳

山へのいざない 
 北八ツの歩きかた/立山の歩きかた

雨の大杉谷/赤湯の月/天上山の霧/箱根の雪/貴人の沓/テントの気配/山の道具/また登る山/山の石/今日の夕陽/甲山にハトを捨てに行った話/高ボッチの思い出/高ボッチ再び/毎日登山/低山の魅力/山の日の朝/高尾まで/佐志岳の犬/兄に似た人/酒まんやま/弥彦の神様/ヨタカの宿/麓/Park Comber /葉の裏の神様/てふり/よく見て描く/新芽の色/おじいさんの山頂/祖母谷のおじさん/山のある人生/太ったっていいじゃない/握手/木村さん/誕生日の山

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